この記事では「ふるさとチョイス」と「ふるさと本舗」のメリットや特徴を比較検証していきます。
ふるさと納税とは、自分の故郷や思い入れのある自治体に寄付をすることで、住民税や所得税の控除が受けられ、さらに寄付した地域の特産品などの返礼品を受け取れるという制度です。
税控除が受けられて、お礼の品も受け取れるというメリットが多い制度ですので、ふるさと納税をしてみたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
しかし今現在、30を超えるふるさと納税を取り扱うサイトがあります。そんな多くの中からどのサイトが自分に最適なのか見極めるのはなかなか難しいですよね。
そこでこの記事では、自治体掲載数NO.1、豊富な返礼品数で人気の「ふるさとチョイス」と2018年に設立された新しいふるさと納税サイト「ふるさと本舗」を比較して徹底解説していきます。
私が実際にサイトを使ってみて分かった、それぞれのサイトの違いや強みを紹介していきますので、ふるさと納税サイトを選ぶ際の参考にしてみてください。
ふるさとチョイスとふるさと本舗を3つの項目で徹底比較
「ふるさとチョイス」と「ふるさと本舗」の返礼品数や対応している支払い方法、ポイント還元など気になるポイントを中心に表にまとめました。それぞれに違いがあるのがお分かりいただけると思います。
その中でも、ふるさと納税サイトを選ぶ時のポイントは以下の3つです。
- 「返礼品が充実しているか」
- 「寄付に応じてポイント還元があるか」
- 「ポイント還元アップやギフト券プレゼントなどのキャンペーンがあるか」
自分がふるさと納税のどんな点を重視するのかを考えながら比較してみてください。
サイト名 |
ふるさとチョイス | ふるさと本舗 |
返礼品数 | 500,575品 | 59,219品 |
自治体数 | 1,788自治体 | 188自治体 |
返礼品レビュー | あり | なし |
ポイント制返礼品交換 |
あり(自治体によってポイントの有効期限あり) | なし |
貯められる ポイント |
なし | Amazonギフト券やPayPay (キャンペーン内容により異なる) |
ポイント 還元率 |
なし | 5% (キャンペーン内容により異なる) |
主なキャンペーン | ・「チョイスでチャンスキャンペーン」(地域のお礼の品が当たる・もらえる) ・「クックパッドプレミアムサービス最大3カ月無料クーポンキャンペーン」 |
・期間限定ふるさと納税キャンペーン(10,000円以上の寄付で寄付金額の5%分のAmazonギフト券がもらえる) |
決済方法 | ・クレジットカード ・d払い ・AmazonPay ・楽天Pay ・PayPay など全14種類の決済方法に対応 |
・クレジットカード ・Amazon Pay ・PayPay |
便利な機能 | ・充実したランキングや返礼品レビュー ・控除上限額シミュレーターあり ・お気に入り登録機能あり ・寄付履歴・配送状況確認可能 |
・お気に入り登録あり ・控除上限額シミュレーターあり ・配送回数や100gあたりの寄付単価で絞れるなど検索機能が充実 ・寄付した金額や返礼品の履歴が確認可能 |
ふるさとチョイスとふるさと本舗を【返礼品】で比較
多くの自治体から自分好みの返礼品を選びたい方はふるさとチョイスがおすすめです。「ふるさとチョイス」では日本全国の1,788自治体を網羅し、50万点を超える返礼品を掲載しています。
さらにサイト限定のお礼の品が充実しているのも嬉しいポイントです。「ふるさとチョイス限定品」は希少品や一点ものなどふるさとチョイスでしか手に入らないお品が約1.2万品も用意されていますので、その地域ならではの特別な返礼品をお探しの方には特におすすめです。
対して「ふるさと本舗」は188自治体に掲載返礼品数は約6万点と、ふるさとチョイスには及びません。しかし「ふるさと本舗」はまだまだ新しいふるさと納税ポータルサイトです。今後さらに成長していくことが予想されます。
ふるさとチョイスとふるさと本舗を【貯められるポイント】で比較
ふるさと本舗では、寄付をすると寄付金額の5%分の「Amazonギフト券」が獲得できますが、ふるさとチョイスには残念ながら独自のポイント還元がありません。
Amazonギフト券が欲しいならキャンペーンの開催時を狙ってふるさと本舗でふるさと納税するのがおすすめです。
(h3)ふるさとチョイスとふるさと本舗を【キャンペーン】で比較
ふるさと納税ポータルサイトでは、それぞれ独自のキャンペーンが開催されていますので、「どんなキャンペーンが開催されているのか」という点はふるさと納税サイトを選ぶ上で重要なポイントになります。
ふるさとチョイスでは、寄付申込やお礼品の感想を投稿することで、地域自慢の厳選されたお礼品が当たる「チョイスでチャンスキャンペーン」が常時開催されています。地域のお礼の品をキャンペーンの賞品にすることで、知らなかった地域の魅力に出会えるチャンスを提供しています。
対してふるさと本舗では、寄付金額に応じてAmazonギフト券がもらえる「Amazonギフト券キャンペーン」がほぼ通年開催されています。このキャンペーンのお得さに惹かれてふるさと本舗でふるさと納税をするという方も多いでしょう。
ふるさとチョイスとふるさと本舗を徹底解説
ふるさとチョイスとふるさと本舗の特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。
それぞれに異なった魅力や強みがありますので、気になるポイントをチェックしてみてください。人気返礼品ランキングも紹介しますのでぜひ参考にしてくださいね。
【10秒で分かる!】ふるさとチョイスの特長
画像引用元:ふるさとチョイス
「ふるさとチョイス」は「株式会社トラストバンク」が運営する日本最大級のふるさと納税サイトです。数あるふるさと納税サイトの中で掲載自治体数がNO.1であるのが特長です。掲載返礼品数も50万品を超えていて、豊富なラインナップから返礼品が選べるサイトとなっています。
2022年の日本マーケティングリサーチ機構の調査でも、「お礼の品掲載数」・「サイト限定のお礼の品数」・「お申込み可能自治体数」においてNO.1を獲得しています。
そして、ふるさとチョイスのマイページには、ふるさと納税を管理しやすい機能が充実しています。申込をした寄付は「寄付履歴」で確認ができたり、気になる返礼品や自治体をまとめて確認できる「お気に入り登録」は大変便利です。
また約1,600以上の自治体でクレジットカード決済が利用できるほか、キャリア決済やコンビニ決済、楽天Pay、amazon Payなど全14種類もの身近で便利な決済方法に対応しているのも魅力です。
画像引用元:ふるさとチョイスの選べる支払い方法
ふるさとチョイスは独自のポイント還元がないものの、PayPayや楽天Pay、d払いなどの決済サービスで寄付をすればポイントの還元が受けられます。
さらにふるさとチョイスには、寄付によりポイントを貯めて後から返礼品と交換できる「ポイント制」のしくみがあります。「時間がなくてすぐにはお礼品を選べない方」におすすめです。
画像引用元:ポイント制とは?ふるさとチョイス
自治体によって有効期限がありますが、有効期限内であればポイントを積み立ててより高額なお礼の品を選ぶこともできますよ。
メリット | ・全国1,788自治体、50万件を超える地域の名産品が掲載されているため、たくさんの選択肢の中から返礼品を選ぶことができる ・全14種類もの決済方法に対応 ・ポイント制ふるさと納税を導入している |
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デメリット | ふるさとチョイス独自のポイント還元がない |
ふるさとチョイス人気返礼品TOP5
1位 厚切り牛タン塩味 1㎏(500g×2パック)
還元率:53% 寄付金額:15,000円 自治体:岩手県花巻市
2位 【訳あり】厳選 西京漬け たっぷり20枚 おまかせ5種セット
還元率:50% 寄付金額:10,000円 自治体:熊本県八代市
3位 国産牛 赤身切り落とし1.8kg
還元率:34% 寄付金額:10,000円 自治体:宮城県都城市
4位 【2023収穫分先行予約】産地直送 厳選シャインマスカット1.2kg(2~3袋)
還元率:60% 寄付金額:10,000円 自治体:山梨県大月市
5位 オホーツク産ほたて玉冷大(1kg)
還元率:35% 寄付金額:14,000円 自治体:北海道紋別市
【10秒で分かる!】ふるさと本舗の特長
画像引用元:ふるさと本舗
「ふるさと本舗」は株式会社CARTA HOLDINGSの子会社である「株式会社ふるさと本舗」が運営するふるさと納税サイトです。株式会社CARTA HOLDINGSは主にネット広告事業を手がけている会社です。
ふるさと本舗は2018年2月に設立された比較的新しいふるさと納税ポータルサイトで、地域の特産品である食品を多く取り扱っていることが魅力です。掲載されている自治体や返礼品は他社サイトに比べると多くはないものの、定期便が豊富であることが特長です。
そしてふるさと本舗の最大のメリットと言えば「Amazonギフト券キャンペーン」が随時開催されるということでしょう。キャンペーンによりますが寄付金額に対して寄付金額の5%〜11%のAmazonギフト券が還元されます。
画像引用元:ふるさと本舗キャンペーン
そしてサイトデザインがシンプルにまとめられているため見やすく、返礼品の検索も絞り込み機能も充実しているためお探しの返礼品が見つけやすいことも利用者から高い評価を得ています。
価格(寄附金額) | ・Amazonギフト券キャンペーンが大好評 ・定期便の取扱いが豊富 ・初心者にも使いやすい見やすいサイト |
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還元率 | ・掲載自治体数・返礼品数が少ない |
さとふる人気返礼品TOP5
1位 さがみのり 20kg(5kg×4袋)
還元率:80% 寄付金額:10,000円 自治体:佐賀県上峰町
2位 【数量限定】シャインマスカット 2~3房 1.6kg
還元率:79% 寄付金額:10,000円 自治体:佐賀県上峰町
3位 ホクレンゆめぴりか(無洗米2kg×3)
還元率:26% 寄付金額:13,000円 自治体:北海道仁木町
4位 国産黒毛和牛切り落とし1.6kg
還元率:51% 寄付金額:13,000円 自治体:大阪府泉佐野市
5位 伊藤園 おーいお茶ほうじ茶600ml×48本
還元率:30% 寄付金額:16,000円 自治体:宮崎県川南町
結論!ふるさとチョイスとふるさと本舗それぞれどちらがおすすめか?
ふるさと納税サイトによって取り扱っている返礼品やポイント還元、キャンペーンなどそれぞれに特色があります。自分がふるさと納税をするにあたって何を重視したいかを考え、最適なサイト選びが大切です。
そこでふるさとチョイスとふるさと本舗のメリット・デメリットから、それぞれどんな方におすすめかを解説していきます。
ふるさとチョイスがおすすめな方はこんな人!
ふるさとチョイスがおすすめなのは次のような人です。
・たくさんの選択肢の中から返礼品を選びたい方
・豊富な支払い方法から選びたい方
・サイト限定の返礼品を楽しみたい方
「どの自治体に寄付をしようか、どんな返礼品が欲しいのかまだ決まっていない」
そんな人は自治体・返礼品の掲載数が圧倒的なふるさとチョイスがピッタリです。ふるさとチョイスでは日本全国の1,788自治体を網羅した豊富な返礼品が掲載されていますので、たくさんの選択肢の中から自分に最適な返礼品を選ぶことができます。
サイト限定の品も豊富であるのも嬉しいポイントで、「ふるさとチョイス限定品」はその地域ならではのお品が1.2万品も掲載されています。希少品や1点ものなど、特別感のある返礼品をお探しの人におすすめです。
さらに対応している決済方法は14種類。クレジットカードはもちろん、PayPayや楽天Payやd払いなど、幅広い支払い方法を活用できる方にもおすすめです。決済サービスで行われているポイントアップキャンペーンに合わせ寄付をすれば決済サービスのポイントをお得に貯めることも可能ですよ!
ふるさと本舗がおすすめな方はこんな人!
ふるさと本舗がおすすめなのは次のような人です。
・Amazonギフト券が欲しい人
・食品の定期便の返礼品をお探しの人
・初心者でも使いやすいサイトがいい人
ふるさと本舗ではAmazonギフト券が寄付金額に応じて還元されるキャンペーンがほぼ通年を通して開催されています。Amazonでよく買い物をするという人や、返礼品以外にもふるさと納税でお得感を得たいという方には大変好評です。
また、ふるさと本舗は野菜やお肉、海鮮にフルーツと、定期便の取扱いが豊富です。総掲載返礼品数が約6万品のうち、定期便は7,400品と全体の10%を占めています。ふるさと本舗の特集ページには「定期便特集」が掲載されていて、おすすめの定期便の返礼品が一目瞭然です。
さらに他サイトには見られない「配送回数」が選べるという検索機能まで用意されていることからも、ふるさと本舗が定期便に力を入れていることが伺えます。
そして返礼品紹介ページには、詳しい返礼品紹介だけでなく、対応している決済方法や発送時期などが一目でわかるようにレイアウトされているので、ふるさと納税初心者の人でも使いやすいサイトであると言えるでしょう。
まとめ
「ふるさとチョイス」と「ふるさと本舗」の特徴やメリットを比較してきました。
比較検証したことから分かったそれぞれのサイトに最適な人は以下の通りです。
日本全国の自治体を網羅した圧倒的な返礼品数からふるさと納税をしたい人
→ふるさとチョイス
食品の定期便の返礼品をお探しの方やAmazonギフト券をお得にゲットしたい方
→ふるさと本舗
「ふるさとチョイス」・「ふるさと本舗」いずれもお肉やフルーツ、お米などの食材を扱う特集ページが充実していてその地域自慢の返礼品が探しやすいサイトとなっています。自治体数・返礼品数ともに「ふるさとチョイス」の方が豊富ですが、定期便の返礼品をお探しの人は「ふるさと本舗」も魅力的です。
ふるさと納税ポータルサイトは、それぞれ特徴やおすすめポイントが違いますので自分に最適なサイトを選ぶことが大切です。ぜひ当記事を参考に「ふるさとチョイス」と「ふるさと本舗」をご検討ください。